零細アフィリエイターが大資本メディアよりも有利だと思うこと

自分がこの先どうやって生き抜いていこうかなぁとか最近漠然とよく考えます。

稼いで逃げきる的なスタンスの方も多いとは思うんですけど、自分に関しては完全に難しいと感じています。兎にも角にも税金が高い…(ファック税金)。そのため、基本的に「粉々に砕け散るまでやること」を前提にアフィリエイトというビジネスに取り組んでいます。

基本的にネットメディア事業というビジネスは、市場に自分より頭が良い上に資金力がある方達がすでにかなりいて、今後も優秀な参入者が増えていくという絶望的な市場環境だと個人的に思っています。そもそも自分のような実力も資金もないゴミ野郎が、そこそこ稼げてしまっている市場自体が異常だとも思っているので…。

その時点での競合に比べ、コストを掛けていくら良いコンテンツを書いても、キュレーションやらまとめサイトやらにあっさり引用され、検索順位でも抜かれる。さらにはライバルアフィリエイターさん達が低価格でフル活用する外注さん達のリライト元に使われ、結局自分にとっては不利な土俵であるSEO勝負になる…という鬼畜モードです。

さらに頭の痛いことに、そういったミクロの問題に加えて、検索エンジンやコンテンツに辿り着くまでの流通の環境が激変してしまう可能性も大いにあります。現在インターネットのインフラそのものであるグーグルは、検索エンジン自体にはおそらく利益を再投資していません。とはいっても、あれだけ巨額の利益を検索分野に再投資のしようもないとは思うんですけど…

KDDIスマホポータルsyn.にはそうそうたる各分野の巨人メディアが名を連ねています。仮にsyn.内でユーザーの悩みの大半が解決〜購入できてしまうようになれば、今後アマゾンとグーグルの間に起こったことが、auスマホユーザーに関しては十分起こりえることになります。

グーグルの検索需要は無くなりはしないと思うんですが、クエリの種類によってはマクロ的な異次元からの差し込みによって、ある日急減してしまうこともあると思うんですよね…歴史を見ても、産業の突然死はかならず異業種から前触れなくやってきているので。

 何年か前に、アメリカの大銀行JPモルガンのCEOダイモン氏は、競合他社を聞かれたときに他の大銀行の名前は挙げず、グーグルの名前をあげています(たしか)。飛び抜けて優秀で危機察知能力に優れているなぁと感じたのを覚えています。

こういった地雷原の中を五体満足で歩き続けていくにはどうすればいいのかな…と毎日考えながらチビチビ作業しているんですけど、一つだけ優位な点があるとふと思いました。

それは、(生活さえできれば)自分みたいなへっぽこには数字的なノルマが無いが故に、中長期的な収益と短期的な収益を出すためにそれぞれ投下する資本(お金と時間)のバランスを取る必要が全くないということです。

 一言で言うと、思いっきり振りきれるということです。

これってすごい有利な点だと思うんですよね。

中長期がどれくらいの期間を指すかは置いておいて、直近2〜3ヶ月後に数字を出すために今必要なことと、それ以降の数字を出すためにするべきことって実は一致しないことがほとんどだと思うんです…

例えば、ゴリゴリ焼き畑農場のような営業会社なんか短期の数字の積み重ねが長期的数字になる的な考え方だと思うんですけど、これだと一生運営コストが下がらないんですよね。長期的な目を見て最初グッと赤字をくぐって芯を作った後に黒字化していくと、後々のコストの伸び率が収益の伸びと比べると低くなることが多い気がしています。(その代わりに外すと粉々なんですけどw)

上場企業やサラリーマンの方々は資金力は有りますが、長期的収益のための投資は極めてしにくい環境にあります。なぜなら彼らは、お金が今すぐ欲しい人たちに仕えているため、結果に即効性が求められるためです。

今月は色々な方とお会いさせていただく機会がありました。その中の、とある方たちからすごい刺激を頂いたんですよね…正気とは思えないほど、覚悟を決めて新しいことをやろうとされていました。危機感からかワクワク感からかはわからないんですけど…

幸い今は生活していけるだけの報酬は上がっています。いろいろ考えた結果、自分も「やるには今しかないな!」ということで、ここ最近かなり意図的にバランスを崩した状態で、すごい不安を抱えながらシコシコと成功するのかしないのか?が極めて不透明な作業をしています。

アフィリエイトを始めた頃と同じ気分を久しぶりに味わっています。

という近況報告でした。

おしまい