2016.2017

年末スペシャルとして

従来のアフィリエイトサイトはもう限界感ある

と感じる人のために、今年実際に実行&実感したことを書いていきたいと思います。

極力仮説ではなく、実感できたことだけに限って書いていきます。

ユニークであること、つまりユニークネスには大きな価値がある

というのがテーマです。

たしか1年くらい前?に、noteで自分なりのユニークなメディアの設計方法&運営に関する基本的な方法論をある程度まとめて書いており、それを書こうと思ったんですけど、さすがに買っていただいた方に失礼なので自粛。行間で悟っていただければ幸いです。(ついでに原稿もない)

一応振り返り的なコメントをいうと(今年に限らずですが、)ユニークさに手間をかけたり、お金をかけることは素晴らしい投資であると確信した一年でした。

色々書いて行く前に最初に

ユニークネスってなに?

ということをネットメディア的文脈でいうと

・取り組んでいる分野自体が他にないものである

・ありきたりな分野だけど、表現方法、取り組みが他にないものである

・メディアの作り手が他の人とは違う

こんな感じになるのかな?と思います。

(これらの前提として、「模倣されにくい」という条件が大事になってくることも一応強調。模倣された時点でユニークではなくなるのがその理由です。)

良くも悪くも、金になる分野でしかコンテンツを作らないプレーヤーが大半なので、凄まじく大きな歪みが生じています。

そのため、ユニークになるのが極めて簡単です。

個人的な感想ですが、こんなに楽な市場は本当にないというくらいで、テレビや漫画の世界を見てると、いかに楽なフェーズにあるというのがわかるかと思います。

続けて

ユニークになってどうするの?

という話へ突入します。

グーグルでの戦いは、結局ドメイン力だと自分は考えています。理由は面倒なので書きません。

いくらいい記事書いても(以下略

ですが、ユニークネスを担保しつつ発信していけば、ドメイン力はいくらでもどうにでもなる問題だと自分は実感として確信しています。

グーグルの動向を見ても、最悪下層でアフィリエイトサイトを作っちゃえば生活に困ることは多分ないので。

ただアフィリエイトをすること自体が、メディア価値既存につながる可能性が高いので、やりづらいし極力やりたくないという状況に陥るとも思うんですが。

自分に関しては、今の所アフィリエイトをやる予定はありません。利害関係があると純粋にコンテンツを楽しんでもらえなくなるためです。(あくまで今のところ)

誰もやってないけど、自分はこれがいいと思うし、見たいと思ったから作りました。

その結果できたものに対して、更新を楽しみにしてくれる人の数が増えれば、収益化の方法はどうにでもなると思うんですよ。

ある程度の規模が出ればスポンサーもつくでしょうし、 メディア主導の形で、直でアフィリエイト的な仕組みの導入もできるでしょう。(この部分に関しては希望的観測です。爆死の可能性あり)

あと、グーグルはある程度無視した方が良いというのも実感してます。

グーグル無視した方がユニークなものを作れるというのが理由です。

メディアのキャラクタライズ

ただ、ただユニークなことをやっていればそれでどうにでもなるのか?というとそういうわけでもなく、箱設計、つまりどういったメディアという箱を用意するか?がすごく大事になってきます。

オペレーションのことまで考慮した、キャラクタライズのできたメディア設計が命だと考えています。

キャラクタライズ=キャラクター化するという意味ですが、単純にキャラクターを乗っけておけばそれでOKという意味ではなく、箱自体の特徴付けと模倣されないだけの諸条件が揃っているか?という意味となります。

例えば個人の感想ですが、ZOZOタウンのZOZO WEARはキャラクタライズができています。 ZOZO WEARに投稿する人の担保と、ZOZOタウンとのシームレスな連携ができているからです。

ほぼ日やGIGAZINもキャラクタライズができている数少ないメディアだと思います。あと、アプリマーケティング研究所さんなんかも素晴らしいメディアだと思います。

箱自体のキャラクタライズができていないと、何を書いても他にコピーされコモディティ化し、いつも通りのSEO消耗戦に突入します。

(これはコンテンツ自体のユニークさの担保で、ある程度遅らせることは可能です)

ここで、キャラクタライズ&ユニークさをどうやって創るのか? という疑問が湧いてきます。

正直この問いに一言二言で答えるのは自分には難しいです。

組織化している人ほど難しく、個人組の方が明らかに楽です。

これは社内リソースの柔軟さと、固定費の高さが理由です。

個人組に限って書いていくと、素直に自分が好きなもの、詳しい分野に関して、自分が良いと思う方法でコンテンツにしていけば良いと思います。

マーケットインではなく、プロダクトアウト

例えば、ゲームが好きなら配信でもいいと思うんですよ。

ゲーム配信市場でユニークな存在でいることができる。

もしくは〇〇というゲームをフリーランスの人たちが仕事してるBGMがわりとして配信するとかでもいいと思いますし、クソゲーを楽しそうに武者修行のように実況プレーしていくとかなんでもいいと思うんですけど。

(例は適当です) プログラミングが好きなら、ザーッとググってわかりにくいものしかなかったら、それについて解説していくとか (ズブの初心者がWPのtwenty何ちゃらってテンプレを一からカスタマイズする方法を解説) とかね。

少なともその時ユニークで役立つ&本当に良いものであれば、リンクなんかブログとかやってる層であればいくらでももらえると思うんですよ。

箱設計で〇〇ナビとかにせず、個を前面に押し出していけば、ストックも効く上に拡張性があります。 (ここはちょっと人によるかもしれませんが)

マーケットイン的な考え方は極めて有用だと思うのですが、プレイヤー全員がやり出すと合成の誤謬で機能しなくなります。

参照するデータが同じで、それに最適なものを作ろうとすると、必然と同じものができるのが理由です。

自分が見たい、自分が良いと思うものをプロダクトアウト的な発想で作るのが、僕個人が実感しているすごく大事な点です。

そもそもコストがさほどかからないので、プロダクトアウトの方が経済的にも合理的だと思っています。

これをやるとどうなるのか?

箱設計をして、それがある程度自分の中でしっくりくると、見える風景はかなり変わってきます。

箱設計が済んだ時点で、おそらくKPIはグーグルでの順位ではなく、更新を楽しみにしてくれる人の数、影響力の輪になるはずです。

広告の出し方やコンテンツの作り方に対するスタンスがかなり変わると思います。

ストックが効いているので、出し方や費用対効果の部分まで捉え方が変わり、すごく気分的に楽になります。(反面オペレーションは地獄と化します)

更新を楽しみにしてくれる人の顔が見えるようになるので、ペルソナ設計は不要になります。

彼らのために書けば良い

というシンプルなものになるのが理由です。

ゲーム実況とアフィリエイト的文脈で例に出すと、ゲームをする人も脱毛するし、脱毛に興味のある潜在顧客はいるということです。

例えば完全思いつきですが、自分のゲーム実況のファンにアンケートを取って、見たい人が言っていた数いれば、それに関するコンテンツを作って投下するという方法もあるかと思います。

コミュニケーションできるので、コンテンツも作りやすいですし、修正もしやすいです。

これはグーグル上での優位性にも繋がります。

(ただアフィリエイトに関しては、構造上まともな商品が限られているので、この辺ちょっと難しいかなと感じています。なのでファンを裏切ることなく、彼らが納得する収益化方法を自分で作っていく必要があると考えています。)

撤退ポイント

この手のメディア運営で難しいのが、撤退ポイントの見極めです。

というのも、外した時、反応がなかった時

  • 表現方法が悪いのか?
  • タイミング、時が悪かったのか?
  • 単純に露出が足りないのか?
  • トピック自体が悪かったのか?

が判断しづらく、撤退ポイントの決定がスーパー難しいです。

なので拡張性だけは担保しておいた方が良いです。

僕個人の実感ですが、「これは絶対受けない」と思ったものが、バーっと広がったり、「これいいよね!」と思うものが全然だったりで、訳わかりません。

にもかかわらず、少なくとも自分だったらこれは楽しめると思うまで作りこむ必要があるので、作ってる最中は結構ツライです。

というか地獄ですw

撤退ポイントの見極めが難しいのと、これがうまく行くかわからない・・・という状態で頑張らないといけないため、自分の中でそれなりに覚悟と愛が必要ですw

拡張性を担保すると、バッターボックスに立てる機会は増える代わりにパンチ力がなくなりユニークネスの担保が難しい。

逆に尖ると、拡張性は狭まる代わりに初動は早く、かつ撤退ポイントの見極めもしやすい

というトレードオフな印象です。

どっちを取るか?取るべきかは人によって変わると思います。正解はありません。

最後に

これを書いた理由について。

自分は谷の方に多分にお世話になっており、自分がやっていることを育てていただいていることに対するお礼としてのフィードバックという意味で一点。

もう一つ。それぞれがキャラクタライズできたメディアを持つことで、それぞれが大なり小なり影響力を持つことができるようにおそらくなります。

そうすると、お互い紹介し合うことで、ファンベースを広げていけるという今のような利益相反した環境から脱出することができて、「私の成長があなたの成長に。あなたの成長が私の成長に」という素晴らしい夢の国が待っているのではないか?という気がしてます。

それぞれがキャラクタライズされていて、それぞれが(規模はさておき)ファンベースを抱えていれば、ジャンルが被ろうが、気持ちよく紹介し合えますし、それがビジネス的にマイナスになるということもないと思うんですよ。

そもそも提示してる世界観が全く違うので。

金稼ぐ系でブロガーやアフィリエイター相手のコミュニティで先細り確定の焼畑するのであれば、そこがあるうちにそこを起点にそれぞれが消費者とつながる努力をして言った方が未来は明るいんじゃないかな

と個人的に思っているのがもう一つの理由です。

 

とこんな背景から、今年自分が体験してわかったことを書いて見ました。

面倒なので推敲してません!

あと個人の感想です!

あとCMですが来年、本出す可能性あり&他媒体で連載はじまります!

本が仮に出たら、買ってください★

処女作外すと、書店からの信頼をなくし、事実上作家生命を立たれるのでw

来年も生き残ってやろうぜ!!

個人モヤシ組はぶっちゃけ相当キッツイけどがんばろうぜ!

2016ヒーハー!!!