自称弱者たちとそれを政治利用する政治家たち

あんまり政治的なことをブログで書くのもどうかなと思ったんだけど、ちょっと書いてみる。

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 何が悲しいって、あなた全然弱者じゃないよね?っていう自称弱者たち。

下を見ればきり(上を見てもきりがない)がないんですけど、大学まで出てるんだからこういう弱者のフリは良くないと思う。

それを認めたら、中卒高卒の人たちはどうなるの?って話だし、40で住宅ローン&子供を抱えて会社クビになった人の方がよほど弱者だよ。

声を上げることは良いことだと思うんだけど、都合の良いときだけ弱者の仮面を被って、意見するのは個人的にどうかなと思う。

で、この手でお決まりセットメニューなのが、稚拙極まりない「日本で最も不幸な私を救ってください」系の主張内容。

実家じゃ何がいけないのかね?

個人的に家賃6.7万なんて全然高くないと思うよ。

不幸面するのやめようよ。

で、一番残念なのがそれを政治利用するような人が都知事選の候補者である、という政治家の質の低さ。

都知事選にかかわらずだと思うんですけど。

最低賃金を単純に1500円にすると家賃もそれに応じて上がるということを、なぜ大人として指摘してあげないのか。

もし仮に東京都だけ最低賃金をあげれば、地方過疎化はさらに進み、より東京に出稼ぎに来る人が増えるので結果として家賃は最低賃金上昇率以上に上る可能性もありますよ、と若い彼らになぜ指摘してあげられないのか。

君たちは大学まで出ることができた前途のある若者である。

今は事情があって辛いだろうが、街頭で主張をするその人並み外れた行動力を生かして、自力で道を切り開いてくれることを期待する。

と、なぜ言えないのかな。

みんな不幸と幸福の狭間で毎日頑張ってんだよ。

指摘しないばかりか、彼ら行動力のある自称弱者たちに「あなたは弱者なんですよ」と煽り、自称弱者を増やし、票集めのために彼らを政治利用することに、一抹の末期感を感じました。

こういう政治に蔓延する薄っぺらさが、政治離れを引き起こしている一因だと個人的に思う。

ってお話しでした☆