サイト制作は(真面目にやると)本の出版レベルをはるかに超える重労働である

 最近、「書く」ということに億劫になってきています。

サイトをそれなりの期間運営し続けたことのある人なら、わりとわかってもらえると思うんですけど、

基本的に書いた記事って公開した瞬間から摩耗していくものだと自分は考えています。

情報が古くなるということもありますけど、他のサイトに被せられますし、元ネタに使われるので。

コンテンツというのは例外や個別のケースはあれど、減価していくものだと自分は思っています。

で、過去自分が書いた記事を手直しだったり、作り直す必要が出てくるわけですが、1回とかならまだ大丈夫なんですよ。

ただこれが同じジャンルだったり分野で3、4週目とかになると、もうきつい。

もう本当に書くこともないし、どう書き直せって言うんだよ的な。

ただ、数字のことを考えると、やる必要はあるから無理くりやってるんですけど。

その上での話なんですけど、ちょっと前に出版の依頼を頂いた時、出版社の方に聞いてみてびっくりしたのは本の文字数。

たとえば、文庫本1冊の文字数は10万文字程度などと言われます。

文庫本の1ページは600文字や700文字です。1冊200ページだとすれば、10万文字前後になります。単純計算で12万文字から14万文字ですが、実際は1ページにビッシリ文字が入るのではなく、適度に改段の空白や挿絵が入ることが多いので計算よりも少なくなります。

300ページで計算しても18万文字から21万文字です。本のスタイルによって幅はありますが1冊10万文字から20万文字だと思っておけば大丈夫です。

私の場合は文庫ではありませんが、ある本では20万文字、別の本では25万字など、さまざまですが、だいたいそれくらいのイメージです。

nishizawashoten.com

その時、出版社の方から聞いた数字もこんな感じでした。

厚さによってかなり開きがあるんですけれども。

最近ブログも長文化してきており、それに慣れたせいか、新書タイプの中身スカスカ本とか読むと、有料でこのボリュームと内容か・・・

と肩透かし感を感じることも自分は多いです。

というのも、冷静にグーグルに好かれるために最低でも3000文字、多いと7000文字とか書くわけじゃないですか。

これって冷静に、(7000文字で計算すると)本の原稿10ページ分なんですよね。

20ページ作ると、分量的には本一冊分なんですよ。

これを100、200ページと作っていくわけですから。

書くのが億劫になるのも無理はないな・・・と思うし、読む方もそれなりに苦痛であるケースも多々あるとは思いながらも、

食べていくため、アルゴリズムに好かれるために頭を悩ませながら作業する2017年夏。

ameno-hi.com

自分が100%白なのか?って言われると答えには詰まるけれども、悩みながらウンウン真面目に作っていると、くりかのこさんの仰ってることは、自分はすごく共感します。

これもビジネスの一部だし、自分自身が悩むことを選んでいるので、誰かを避難したり攻める気持ちは無いんですけれども。

こいういうものなんだと

そうきっぱり割り切るときがいつか自分にも来るのかもしれない。

最近ブロガーさんでもちょくちょくリライトだったり、模倣されたーみたいな声を聴くようになってきたように見えます。

気持ち、すごくわかります。

ようこそコンテンツ無間地獄へ