アフィリエイトサイトだけど、うまくイラストを使って個性を出している好例
こんにちわ、フランケン・ペ子りんダインでゲス。
昨日ペンタブについての話題が出たので、今回はペンタバーの先輩であるこの私が、自分なりにアフィリエイトサイトに差し込むイラストについて、「そもそもサイトの個性って必要?」的なことなど感じていることを書いていきたいと思います。
※これから書いていくことはあくまでも僕の個人的感想になります。正しいとも限りませんのでご了承下さい。
そもそもアフィリエイトサイトに個性的なイラストって必要?
僕は必要ないと思う派です。あったほうがいいとは思いますけど、絶対必要というわけではないと思います。僕は自分の収益の柱のメインサイトに、自分でペンタブを使って書いたイラストを入れて賑やかししていますが、絶対必要だと感じたことはありませんし、手間の割に収益が伸びているとも感じてません。
(サイトの企画によるのですが)売上にだけ関してみると、イラストを入れることでサイト全体をどんな雰囲気にするかという要素よりも、検索順位のほうがはるかに重要ですし売上への影響力が大きいです。僕も最初は個性的?なイラストはサイトに入れていませんでしたし、そういう人が今でも多数派な気がします。
更新コストが跳ね上がる
サイトの個性自体はサイトの企画&ライティングでも出せますが、イラストで個性を出すことは、実体験上ではダントツでコストがかかります。一箇所にイラストを入れると、入れてないページが妙に手抜き感が出るため、基本アクセスがあるページにはすべて入れる必要が出てきます。(性格の問題かもしれませんが)
あと、更新コストが跳ね上がります。びっくりするくらい跳ね上がります。外注系の安いイラストレーターさんに頼むといくら安くても一枚数百円はかかりますし、クオリティを担保しようとすると、いくら安くとも一枚数千円はかかるようです。
イラストを上手に取り入れているサイト
サイトを公開されているアフィリエイターさんが最近多いですが、その中でも個人的に特にイラストの使い方が上手だなぁと思うサイトを取り上げていきたいと思います。
タイプ1:箱物タイプ
テンプレートという箱がしっかりしているため、何を書いてもしっかりした内容が書かれているような印象を受ける無双タイプ。最初にきちんと企画し、ドンとイニシャルコストを掛けるため、ランニングコストはイラスト、という観点からすると低く済む傾向がある(ような気がする)。そのかわり企画を外すと粉々です。
保険ソクラテス
有名な保険について解説されたサイトです。これ実際問題、相当コストがかかっていると思うんですよね。イラストはプロに頼んでいると思うのですが、キャラ〜バナーまで、サイト全体の雰囲気もキレイに統一されています。漫画なども挿入されており、イラストのコストは勿論、ディレクションコストも相当かかっていると思います。
こういった情報サイト、特に保険のような金融商品の場合、安心感や説得力が無いと中々決まらないのかなぁと推測しますが、これはイラストがコンテンツ自体に親しみやすさと説得力をうまく与えていることができている好例かと思います。
ナース カラーズ
カテゴリが2つ用意されており、NCリサーチというカテゴリと、看護師さん、介護士さんのコラムカテゴリに分かれる構成になっています。
NCリサーチは上手に共通イラストをテンプレートに組み込むことで、視覚性の良さと更新コストを抑えることの両立ができているように外からは見えます。
コラムカテゴリでは特にイラストは使われていませんが、ライターさんに実際の看護師さんを採用しているため、看護師さんや介護士さんは最後まで読むはずです。親しみやすさや安心感をイラストを使って出す必要がないからです。ナース カラーズは両カテゴリにおけるイラストやライティングの資本配分がかなり対照的な印象です。
サイトの企画と運用のやり方次第で、テンプレと個別ページでのイラストの使い方、コストの書け方をどう配分するべきか?が個人的によくわかり色々気づきを貰えるサイトだと思っています。
タイプ2:イラスト職人芸タイプ
テンプレに独自性はないものの、イラストを駆使して独自性を出しているタイプです。箱物タイプと違い、個別ページに手間がかかるためイニシャルコストが低く、ランニングコストが高いので資金力のないモヤシ組向けとも言えるかもしれません。
VIO脱毛ちゃんねる
VIO脱毛について解説されたサイトです。素材と自作イラストを上手に組み合わせることで、テンプレ自体は普通ですが、ひと目で他の脱毛サイトと違うのがわかります。
写真素材のチョイスが非常にユニークですし、イラストも良いスパイスになっておりアングラ感が出ていて個人的には好きです。特筆するべきなのは、写真のチョイスの仕方が独特が故に全ページに無理にイラストを入れ込まなくても不自然ではなくなっているということです。
それでいて統一感もあるのが凄いです。個人のセンスに依存する部分が大きいので、真似しようとすると火傷するタイプな気がします。(SSL化されているせいかわかりませんが、キャプチャが出なかったので、キャプチャさせていただきました。)
タイプ3、箱&個別ページにもこだわる正気じゃないタイプ
ここまでやるのは正気の沙汰じゃない、というタイプです。
ドラおじさんの薬剤師・転職相談室
これはテンプレもオリジナル、かつ個別ページにもふんだんにイラストが使われている鬼高コストタイプですね。
個別ページに使われているイラストの数も約3〜5枚と多めです。これはサイトの作り方と戦略にもよって来るので、多い少ない&良い悪いはないと思いますが、1ページにかかっているコストはかなり高めだと推測します。ポイントポイントでうまく使われており、サイトに登場するキャラクターへの親しみやすさが読み進めていくうちに湧いてくるので、とても素敵だなぁと感じます。
これは、先に紹介したイラストとは、目的と使い方が全く違うような気がしています。サイトの企画段階でイラストの使い方まで考えられていたと推測します。これも個人の予想ですが、ページあたりのイラストにかかるコストは今回紹介している中でもずば抜けて高い気がします。
正気の沙汰じゃありません。
イラスト有りとなしのサイトを同ジャンルで比較してみよう
カードローンのABC
カードローンABCというサイトです。はっきり言ってしまうと、「イラストやヴィジュアル」という関してだけは特に特筆するべき点はありません。しかし、記事を読んでいればわかりますがきちんと丁寧に解説されていますし、変に尖っていない分読むことに集中できます。文体もカチッと書かれているため、尖っていないのが逆に信頼感を抱かせている印象を受けます。
お金丸のマネーガイド
同じキャッシングジャンルのサイトです。親しみやすい雰囲気を出しています。記事の内容を見てみると、カードローンのABCとは違い、割合ライトに書かれている印象を受けますが、お金丸のインパクトが強く、ABCと比べた時に特に情報不足感を感じさせないのが上手なところだと感じました。
検索結果でこの2つのサイトが並んでいた場合、慎重派の人はカードローンのABC、ライトユーザーはお金丸のマネーガイドから申し込むような気がします。
独自イラストを入れてみようかな…と思った時の注意点
独自イラストを入れるか? 誰が書くのか?はサイト企画段階から考えておいたほうが良いです。
ちょっと書いてみればわかりますが、自分で書くのは(特に最初は)すさまじい労力がかかります。特に一番悲惨なのが、VIO脱毛ちゃんねるのように職人タイプで途中でイラストを書くことに心折れてしまった時です。イラストを入れていないページの手抜き感がすさまじい事になります。とは言っても、書いていくうちに上手くなるので、更新コストは次第に下がっていきます。
人に任せる場合は、イラストレーターさんの囲い込みは必須です。途中でやめられてしまうと、イラストの雰囲気がガラリと変わります。人の絵のタッチを似せて書くのってすごく大変ですし、記事のライターさんと違い、中々リプレイスが効かないイメージが有ります。囲い込むためには当然それなりの単価を出さなければいけません。
サイトの企画をきちんとした上で、しっかりとテンプレートに組み込んでおくほうが後々の更新は楽です。が外した時は本当に洒落になりません。そもそもサイトが飛んだ時の絶望も深くなりますし、個別ページコンテンツの作り方、SEOの問題にもつながってくる話なので、正解は無い気がしています。
イラスト等でサイトを充実させることが自分の考え方次第では、強みにもなれば弱みにもなりえることは間違いないと思っています。
ツイッターアイコンを変えるとかなり印象が変わりますが、それと同じ原理かと思います。サイトの場合はツイッターアイコンと違い、変更にはすさまじいコストが掛かることをイメージすると良いかもしれません。
まとめると、「イラストを入れるか入れないかも、使い方も目的も人それぞれな気が…」という毒にも薬にもならない結論になります。
おしまいでゲス。