誰でも「個」に根ざしたメディアを作ることができ、それが素晴らしい武器になることを証明する

10月に入ったので、去年と同じように2017年の予想を書いていこうと思いましたが、もう事態が表面化してきているので、書くのを止めました。

昨今、一流のスパマーや筋力オラオラゴリ押しの人でもない限り、個に根ざしたメディアじゃないとどうたらこうたら的なことが裏で囁かれています。

競合過多でコンテンツの消耗スピードがこの上なく加速、一次情報の価値など一瞬で消え失せる・・・キーワードもリンクも外から丸見えという中、

SEOもダメ、リソースもない、ついでにやる気もない

という弱者の極みである通称「樹海組」はどのようにして生き残っていけばいいのでしょうか?

樹海組の一員として個人的所感を語らせて頂くと、(いくつか諸条件はあるものの)「個に根ざしたメディア」というのは一つの生き残る方法論だと思います。

もちろん「個に根ざせば確実に生き残れる」というわけでもないし、「個に根ざせばなんでもいい」というわけでもありません。

それについて書いていくと多分に長くなるので、メディア運営関連の今年最後の記事一発として、

あなたが自分のことを「どれだけ平凡でつまらない人間」であると感じていても「むしろ自分になんて欠点しかねーよ。いいところなんて何もないので、個に根ざしても仕方がない」と感じていても、「極めて模倣しづらい個に根ざしたメディアは作れるし、それを収益化することは可能である。それどころか極めて強固な優位性の源泉になりうる」ことを感じて頂く

ということを目的に、ほんの少し語らせていただければと思います。

もう少し踏み込んで個人的、かつ過激な主張をさせて頂くと、「小手先のペルソナ設定なんて、この手法の前では木っ端微塵である」と確信していることも一言添えさせて頂きます。

あなたも生活していく上でお金を使う以上、「あなたの財布を狙う企業からすれば、あなた自身も立派なペルソナである」というのが、いくつかある理由のうちの一つです。

ただ、「自分は紹介したいサービスの売上が最大化するような理想のペルソナではない」という反論があるかもしれません 。

これはその通り。むしろ自身が理想のペルソナ像であることのほうが稀でしょう。

そして実際の所、これを補う方法がいくつもあるのは言うまでありません。

ただ、売上最大化を目指すがゆえに、売上を最大化しようとする他社と同質化することは避けられません。

彼ら強者に打ち勝てるリソースや、市場にうろついている無数のはるか上の化け物を差し置いて、特定のキーワードで上げ続けることができる。そんな人にとっては合理的なやり方だと思います。

ただもし、あなたが「樹海組」の人間なのであれば、強者と同じことをするということは、お盆に大量発生するクラゲが潮の満ち干きに自分の運命を委ねるように、グーグルという潮の満ち引きに身を任せる、運任せの道を歩むことになる可能性が高いと考えています。

前置きが長くなったので、そろそろ本題へ。

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彼の名前は山田くんです。

今日はこの山田くんの力を借りて、「個が持つ力が、ケチなペルソナ設定ごっこをした競合共を木っ端微塵に粉々に蹴散らし、圧倒的なユーザーの支持を得てサービスを紹介していくことはできるのか?」を体験していただければと思います。

この山田くん、どう考えても(ヒゲが濃いこと、Tシャツの丈が短いことを覗いては)フッツーの人です。

むしろヒゲが濃いこととTシャツの丈が短い分、自称平凡野郎であるあなたよりも不利な立場にいると言う見方もできます。

いかにあなたが自分が平凡な人間であると思いこんでいても、この山田くんほど「個に根ざしたメディア作りでそれを収益化していく」という文脈において、ハンデのある立場にいる人は少ないはずです。

今回はそんな山田くんに、典型的なアフィリエイトジャンルの商品サービスをあなたに勧めてもらいます。

詳しい解説はしません。

「あの山田くんでもここまでイケそうな雰囲気が出てくるんだ・・・」ということを肌で感じてください。

1,PC案件

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2,キャッシング、カードローン案件

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3,FX案件

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4,引っ越し案件

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5,看護師案件

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6,脱毛エステ案件

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7,かに通販案件

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これらをヘッダーに設置。文章の書き初めで

申し遅れました。山田です。

とか適当に名乗っておけば、もう訪問者はあなたにメロメロですよ。

もう、無理やり

「◯◯に悩んだりしていませんか?」

とか白々しいこと書かなくてもいいんです。

いやね・・・・

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カニを通販で買う時、どこが良いのか迷ったりしていませんか?

鮮度も色々あるし、どこが安いのかも気になりますよね。

このページでは管理人イチオシの蟹をランキング形式で紹介していきたいと思います。なんたらかんたら

 とか、くっそ白々しいこと書いちゃうんですよ。(自分もなんですけどね)

そこをぐっとこらえて、あなたが本来持つ「個」という名のスーパーパワーを開放します。

すると・・・

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申し遅れました。山田です。

これは、私、山田が北海道へ蟹ツアーに行った帰りに警察から職質された時の写真です。

このページでは、そんな黒歴史を持つ山田が、とっておきのカニの通販サイトを紹介しちゃいます。

いかがでしょうか?

山田くんだからこそ成り立つコンテンツで、かつ説得力に満ち溢れていませんでしたか?

その上、仮にこれで上位表示すると、「黒歴史」や「山田」という単語をカニの共起語と勘違いした「共起語命」な方々をミスリードすることもできます。

このように、理想のペルソナからは程遠い山田くんが、リサーチを一切することなく、チンケな小手先のペルソナだの何だのを「木っ端微塵」にする様子をリアルタイムでご覧いただけたかと思います。

もう一度お見せしますが、山田くんです。

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こんな彼でも、アフィリエイトジャンルとは程遠い人間であっても、ここまで説得力が出てしまう・・・

これがあなたが出し渋っている「あなたという個」が持つ力なのです。

最後に

山田くんにできたんだから、あなたにでもできる

という言葉を贈り、筆を置きたいと思います。

みんな!!生き残ってやろうぜ!!!

ちなみに、これで売れるかは僕は一切知りません。

それでは

アニヨーハーセイヨー

レールからはみ出した生き方をしたい若者へ

大学やめてブロガーになるとかどうたらこうたらの自分語りで、昨今盛り上がってる記事ですが、ふと「息子がこんなこと言い出したら自分ならなんて言うだろう・・・」

と思ったので、仕事の気分転換代わりに思ったことを書いていっちゃいます☆

いろいろな意見はあると思うのですが、自分に限ってはレールからはみ出た生き方が正しいとか間違いとか辞めるべきとか言うつもりは微塵もありません。

僕は最初に入社した会社ではかなり恵まれていたにも関わらず、任されていた職種が気に入らず、事もあろうにリーマンショックの真っ最中に退職した過去があります。

今(だけは)はなんとか零細事業主として食べていくことができています。

こういった過去があるので、言いたいことはわからなくもありません。

サラリーマンではないというだけの普通のおっさんが書いてる戯言だと思ってお読みいただけると幸いです。

1,サラリーマン舐めんなよ

レールが嫌だって要はサラリーマンが嫌だって言ってるだけだと思うんだけど、マジでサラリーマン舐めんなよ。

日本ってこんな小さな島国で世界第3位の経済大国ですよ

そんな国のサラリーマンのレベルが低いわけないんですよ。

もちろんレベルは低い人はいるし、給料の高い低いの問題だの社会的仕組みの問題も色々あるけれども、先ずサラリーマン見下すのやめようよ・・・

君が生活できているのは、過去のサラリーマン、現在サラリーマンをしてくれている人の頑張りで成り立ってるわけよ・・・

吉野家があれだけ安いのも、君がレールの上を疑問もなく歩んでいると揶揄するサラリーマンの努力の結晶なわけよ・・・。

異端であることの正当化としてよく引用されるブロガーのヒーロー、スティーブ・ジョブスと同じくらい立派な仕事してるよ。

自分も親になってから痛感してるけど、親ってのは子供のためにかなり多くのものを犠牲にしてるのね。親は基本的にそれを振りかざすことは決して無いんだけどね。

自分一人だったらやりたいことやってる人も、家族がいて子供の将来のためにやりたいことを諦めて君の言うレールってやつにしがみついてる人だっているんだよ。

そういう人たちのおかげで今良い暮らしができている上に、そういうご両親のお陰でスマホだがPCからかクソみてぇな自分語りがネット上でできてるんじゃないのかな?

これクソみたいなブロガーに多いんだけど、レールの上だがなんだか知らないけど、サラリーマン馬鹿にするのはマジで止めたほうが良いよ

どうしようもないアホな事書いてPV集めるしかできない能無しが、日も当たらない場所で目立たず働いてる人バカにすんな。

2,損得抜きで叱ってくれる人をすぐに作ろう

給料も決まりきっている会社に入って一生そこで働いて行く人生を負け組みたいに感じる気持ちは正直わからなくもないよ・・・

特に若い頃そう感じる気持ちは。(おっさんがやってたらアレだけど)

大学に出てから会社に属さない最大の機会損失は、損得抜きでだめなことはだめと教えてくれる人との出会いを放棄してしまうということだと思う。

今振り返ると、自分は新卒で入社した会社でそういう人と出会えて扱かれたのはすごく幸運なことだった。

独立すると、そういう人と出会うのって難しいのよ

ヨコのつながりはできるんだけど、縦ってのは中々難しい。

すごい人ほど忙しいし、赤の他人にそこまで世話焼く必要がないから

横の繋がりができても、自分が人間として未成熟だと離れていっちゃうんだよ。

利害関係で一時的につながっても結局、うまくいかなくなると離れていっちゃうものなのよ・・・。そういう人たちはね

損得抜きで叱ってくれる人はすぐに作ったほうが良いよ・・・

若い時しか作れないし。

若いとできないことが可愛く見えるんだけど、おっさんだとマジでただキモいだけだから・・・

そういう叱ってくれる人をどうやって作るかは知らないよ。

自分で生きていくって決めたんだから、それくらい自分で考えろ。

レールの上とか人のことバカにしておいて、甘えてんじゃねー。

3,後悔はないって言い切ってるけど、後悔ってのは先ではなく後でするもの

後悔はないって言ってるけどさ。後悔って後でするものだから。

失敗する気もないって言い切ってるけど、マジでこれも気を持ち直したほうが良いよ・・・・

失敗した時どうなるかを想定してから参入するのが当たり前よ。

(ハイリスクの定義のもよるけど)よくネット上の企業家の人ってハイリスクハイリターンとか言うでしょ? あれ嘘だから。

そういうことを喧伝してるのは自分の金じゃなくて、他人の金でやってる人たちだから

凄い経営者がやってることって、だいたいハイリターンを得るのにミドルリスク以下に抑えてるよ。

ハイリスクハイリターン屋はだいたいどっかで潰れちゃうんだよ・・・

ハイリスクって一発外すとおしまいだから。

日本では死ぬことはないので、ゼロイチなことに加え、若いしそんな想定する必要もないと思うけどさ。

これだけレールの上だの何だの馬鹿にしてるんだから、失敗したらホームレスやるくらいの覚悟はできてんだろうな?って話よ

君が仮に自分の息子で、こんなこといって失敗して実家に泣きついてきても入れないからな

もし仮に君が「自分はこれをやりたいし、これが世の中に必要だと思う。準備不足かもしれないけど、とにかくチャレンジしてみたい」というのであれば喜んで応援するし、失敗したり辛くなったときは帰ってきて欲しいと言うと思う。

ただレールの上がどうだとか、サラリーマンになりたくないと言いたい放題言った挙句、失敗してそういう人達に泣きつくような真似は許さない。

あと最後に君に小学校、中学校と義務教育を受けさせてくれたサラリーマンをやり続けてくれた君がレール上と揶揄する人生を送ってきてくれたの方々に感謝しよう。

彼らが納めてくれた税金のお陰で君は読み書きに加え足し算引き算ができて、そういうことをブログに書きなぐる能力を身につけることができたんだから。

 

と、

今リビングで泣きわめいている

小さな二人の息子へ捧げる

自称弱者たちとそれを政治利用する政治家たち

あんまり政治的なことをブログで書くのもどうかなと思ったんだけど、ちょっと書いてみる。

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 何が悲しいって、あなた全然弱者じゃないよね?っていう自称弱者たち。

下を見ればきり(上を見てもきりがない)がないんですけど、大学まで出てるんだからこういう弱者のフリは良くないと思う。

それを認めたら、中卒高卒の人たちはどうなるの?って話だし、40で住宅ローン&子供を抱えて会社クビになった人の方がよほど弱者だよ。

声を上げることは良いことだと思うんだけど、都合の良いときだけ弱者の仮面を被って、意見するのは個人的にどうかなと思う。

で、この手でお決まりセットメニューなのが、稚拙極まりない「日本で最も不幸な私を救ってください」系の主張内容。

実家じゃ何がいけないのかね?

個人的に家賃6.7万なんて全然高くないと思うよ。

不幸面するのやめようよ。

で、一番残念なのがそれを政治利用するような人が都知事選の候補者である、という政治家の質の低さ。

都知事選にかかわらずだと思うんですけど。

最低賃金を単純に1500円にすると家賃もそれに応じて上がるということを、なぜ大人として指摘してあげないのか。

もし仮に東京都だけ最低賃金をあげれば、地方過疎化はさらに進み、より東京に出稼ぎに来る人が増えるので結果として家賃は最低賃金上昇率以上に上る可能性もありますよ、と若い彼らになぜ指摘してあげられないのか。

君たちは大学まで出ることができた前途のある若者である。

今は事情があって辛いだろうが、街頭で主張をするその人並み外れた行動力を生かして、自力で道を切り開いてくれることを期待する。

と、なぜ言えないのかな。

みんな不幸と幸福の狭間で毎日頑張ってんだよ。

指摘しないばかりか、彼ら行動力のある自称弱者たちに「あなたは弱者なんですよ」と煽り、自称弱者を増やし、票集めのために彼らを政治利用することに、一抹の末期感を感じました。

こういう政治に蔓延する薄っぺらさが、政治離れを引き起こしている一因だと個人的に思う。

ってお話しでした☆

金がないと自分のモラルや良心に従うことすらできない

anond.hatelabo.jp

anond.hatelabo.jp

個人的にすごく共感する記事でした。

このライターさんの言う 「クソ記事」を放り込めば儲かるというのは自分が感じる限り、現時点では事実だと思います。

で、記事執筆が一向に進まないので、ちょっとこれについて思ったことを書いちゃう☆

営業とか何かしらの物を売る仕事をしたことがある人ならわかると思うんですけど、基本的に物を売る時に100%嘘や自己欺瞞がなく売れることはまずないというのが僕個人の感想です。

すくなからず、大なり小なり、何らかの詐称がつきものなのが現実だと思います。

(納期間に合いますだの、これが一番人気ですだの不都合なことは聞かれるまで言わないだの)

これを否定するのは、事務職の人とかSEとかプログラマの人だと思います。他人から仕事を取ってきてもらってる立場の人。

もうね。しょうがないんですよ。物を売るときは。

十中八九競合もいるし、多少背伸びしなきゃいけない、欺瞞的な部分がないと現実やってられないんですよ。

売らないと金にならないので。生活できませんから。

好き勝手やれてるイメージの強い音楽アーティストですら、売れるためにポップな曲書けって圧力あるみたいですから。

で、

立場がライターだろうが、アフィリエイターだろうが、基本的にアフィリエイトの記事を書くということは、物を売るということです。

物を売るためには大なり小なり嘘をつかなければいけない部分は出てきちゃうんですよ。

その上、書く場所が信用もクソもないネットなので、どうしても欺瞞的な部分が多くなる。

雑誌なんかも同じだと思いますけど。特に女性誌なんて全部広告ですから。芸能人なんてそもそもCMや雑誌で自分が勧める商品、使ってませんからw

ネットいうと、メリーとかスポットライトなんてひどいじゃないですかw

確信犯的に、キュレーターは真偽も確かめず、著者の許可も取らず引用して♡とか連発して。

で問題起きれば、キュレータが勝手にやったことなので自分たちは悪くありません。今後周知徹底しますってw

見てて金のためにモラルは良心は捨て去ってるなと思いますよ。

ただ自分の身が可愛いので法律だけは専門家を雇ってまで守るとw

それもそこらへんの中小企業ならともかく、サイバーエージェントとDNAという立派な上場企業がやってることですから、モラルもクソもネット上にはありません。

そんな汚れきったネットという泥池の中、この記事に書かれたような「自分の仕事に対する欺瞞」的な部分を感じるだけ人間として立派だと僕は思いますけどね。

キラキラした自覚症状のないクソキュレーターどもより人間としてよっぽど立派だと思いますよ

ただ、ネットってそういう場所なので。ネットでライターとしてやっていくにはもうしょうがないかなと思います。池はもうとっくにドロドロなのでw

2つ目

そもそも本当に良い商品は口コミで勝手に広がるので、売る必要がありません。アイフォンとかそうだと思うんですけど。

ただ、現実良い商品なんてそうそうないし、あったとしても競争相手が現れてすぐに模倣されてふっつーの商品になっちゃうんですよね。

黙ってても売れるアップルなんて例外中の例外なんで。

特にネットなんでね。アフィリエイターから見ても、基本広告主も金だけ欲しい人ばかりなので、基本よく分からない&そこら変に良くある商品ばっかりですよ。マシにはなってきてますけど。

なので、もともと記事なんて正直書きようがないんですよ。(そもそも)だから外注化してるので。

こういう世の中の仕組みが、欺瞞的なセールスを強要するのに一役買ってると思うんですけど。

口コミサイトに乗ってる知名度のない商品なんて、サンプル乞食に配って良い感想書かせてるだけですからw

 

似たようなもんなんですよ。どの媒体もw

 

もちろん素晴らしい例外である媒体はいくつもありますけど。

最近はやりの水素水。これもちょっと調べてみれば、メーカーの人自身も効果ないって言ってるにもかかわらず、ニーズだけはあるので大手すら参入してきてますから。

表立って効果ないとは言わないですよ。メーカーも。だけど作って売るんですよね。

パッケージも嘘はつかないけど自己欺瞞的な表記にして。でそれを大手小売業者も売るわけです。

で儲けてる。買う人がいるので。

 

もう一個例えを出すと、生命保険。保険なんてビジネスとして成り立たせようとすると、その存在自体が数学的には詐欺ですから。

 

統計で絶対得することがわかってるから保険を引き受けるわけであって、損することがわかってるなら潰れちゃいます。

 

ただ、保険会社やその営業マンは「保険という高確率で顧客が損すると数学的に立証されている金融商品」を売るわけです。買う人がいるから。

保険で助かる人もいるという事実をもって、その存在を正当化してるわけです。

その一方で、誠実さや正直さがウリの新聞社、記者を大事にしすぎて海外の新聞社はネットの普及で軒並み駄目になってます。

(日本の新聞社は世界的に新聞購読率が高いことと新聞の数が少ないので、大規模リストラなどそこまで問題になっていない数少ない例外)

ネットなんて極めて欺瞞的な広告コンテンツが大半を占めているにもかかわらず、それに押されて経営難に陥ってるわけです。

世の中、結局そんなもんなんだろうなと思いますよ。

世の中全体が、裏付けもきちんとされた有料記事よりも、無料の真偽不明のクソ記事の方が良いと言ってるわけです。(今は)

むしろ、あなたの嘘や欺瞞にまみれた記事を見て買った人がいるという事実。

あなたの記事を見て買った人はもしかしたら今超ハッピーかもしれませんし。(逆パターンももちろんありますが)

悪い面もいっぱいあると思うんですけど、良い面もあると思うんですよ。

ライターさんはそこに注目してみてはいかがでしょうか?

 少なとも、記事の発注者と広告代理店と広告主は喜んでると思いますw

ビジネスの世界で継続的に100%誠実でいるのは本当に難しいです。

周りが嘘ついてるから自分もついていいのか?って反論はあると思うんですけど、現実本当にむずかしいと思ってます。

だからこそビジネス上で誠実でい続けるだけで尊敬されるわけなんですが。

ただ誠実でい続けることができる領域であったり居場所は、与えてもらうものではなく、自分で作るものだと思ったり思わなかったり。

めっちゃくちゃ大変だと思いますけど。

自分もこの手のことは考えてた時期がありますが

出た結論は、「今すぐ金を稼ぎたいなら、法律を尊重してモラルは捨てろ」です。

今すぐ金が稼ぎたかったらの話ですが。

現実金がないと、自分の人生においてモラルや良心を大事にすることすらできないんですよ。

みんな金がない。だからみんな頑張ってる。

辛いのはライターのあなただけじゃないんだぜ!私もです!

ああ〜つらい

自分がやっていることを一言でなんと説明するか

「そういえば今何やってるの?」

系の会話、あると思うんです。

先日、旧知の友人と飲んでた時、まさに自分も聞かれて、ちょっと困ったんですよ。

自分の場合はアフィリに関しては「検索結果占拠ビジネス」と説明したんですが、今自分が力を入れてやっている(アフィリじゃない)サイトを見せたら、困惑した表情でこれは「なんで作ってるの?」と。

(アフィリサイトはクソすぎて友人になんて見せられないので。むしろこっちの方が人として問題なんですが)

当然な疑問なんだけど、そっちに関しては意外と一言で説明できなくてこれはまずいなと。

アフィリエイトという単語を使わずに、それを知らない人に一言でやっていることを理解してもらうのって意外と難しい。

営業マンであれば、営業(セールスマン)やってます、という言葉を使わずに自分のしていることを説明する的な。

自分がやってることを端的に説明できないのって死への直行便な気がして、休みの間必死に考えてましたw

自分は「 検索結果を占拠するビジネス」と考えてるんですが、これ、意外と人によって違うと思うんです。

ある人は「訪問者にとって良いサイトを作ること」と答えるだろうし、ある人は「web上のフルコミの営業マン」という人もいるだろうし。

一言で固有名詞を使わず説明しようと思うと、捉え方が顕著に出るのが面白いなぁと

意外とそこがコアで大事にするべき部分だったりするようなしないような気がするようなしないような気がしました という小話でした。

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2015年の振り返りと2016年の予想

僕は独立してから毎年10月くらいに手を止めて来年どうなるか?の予想とそれに対して自分が何をしていくかについて考える時間を取っています 。

ということでちょっと早いのですが2105年の振り返りと2016年の予想をしてみたいと思います。

2015年の振り返り

・グーグルが過去例に見ないほどおとなしかった

これは本当にありがたかったです。過去最大級に仕事しませんでしたが、無事に乗り越えることができました。グーグルには感謝しかありません。

・コンテンツに力を入れたサイトが増えた

これはアフィリエイターだけではなく、オウンドメディアやキュレーションメディアの台頭も含みます。これはグーグルのアルゴリズムがそれなりにコンテンツ(+α)で判断するようになってきていると実際に気づく人が増えたということが理由かと思います。

・報酬単価が全体的に上がった(気がする)

自分自身社会に出てから景気が普通〜良い状態なのが初めてです。周りの話を聞いても単価がダウンした系の話を聞いたことはありません。 これは安倍政権になっての金融緩和、株価上昇による景気回復への期待感が背景にあるような気がしています。一般的に広告費は景気の先行指標なので。

・サイト公開が増えた

ある程度作り込んだサイトを公開する事例が増えてきました。これは言うまでもなく公開することでのSEO効果を狙ったものだと思います。

詳しい言及は避けますが、SNSリンクの効果が誰の目にとっても明らかになってから多発。はてなブログなどからの相互応援リンクも増えました。コミュニティに属していることの強みは凄まじいですね。

 

ざっくり書くと2015年は個人的にはこんな振り返りです。

これらを踏まえて来年どうなるのかということを予想したので、ここからその一部を書いてみたいと思います。グーグルが今年のように大人しいことを前提にしているのでさほど意味のない予想となっております。

2016年の個人的予想

1、一部ジャンルが何らかの理由で死に始める

今年ミュゼの疲弊が記憶に新しいですが、トラディショナルな広告分野に関しては、広告主が疲弊、単価が落ちはじめる気がしています。目立つところで来年も有望であり続けるであろう市場は数えるほどしかありません。

2、サイト公開、およびその反応がピークを迎える

トラディショナルなジャンルの広告単価が落ちるにつれ、資金力豊富な方のジャンル移動が起き、サイト公開は来年がピークになるような気がしています。 来年からは、「コミュニティの細分化&水面下へ移動」「質の低下or目新しさがなくなる」「歯止めが利かなくなる」等の要因から反応は落ちていくんじゃないかと予想。それかちょっと公開の仕方が変わるのかはわかりませんが。

3、コンテンツの金太郎飴化

共起語ツールなどのさらなる普及により、コンテンツの金太郎飴化が加速すると予想。これはアフィリエイターにかかわらず、キュレーションをはじめ、あらゆるメディアが対象。 コンテンツに関して言えば消耗されるスピードがさらに早くなるため、上位表示させ続けるコストは上がる。

4、リンク勝負に回帰

共起語ツールで網羅性の高いコンテンツを作るコストが下がることで、コンテンツでは差がつかない、サイトの作り方も基本同じ、と誰の目にも明らかになり、おそらくリンク勝負に回帰する一年になる気がしています。その結果

・自分(自社)で作れないコンテンツを金で買う事例が増え始める

・今年、ホワイトのつもりでパワーサイトを作っていた方々がリンクを打ち始めリンク勝負に回帰する

な感じで、戦国モードに突入の予感。ペラ職人やSEO強者は今後も変わらず強い。深堀ジャンルサイトやパワーサイトにとっては血みどろの戦いが加速する気がしてなりません。

書いてて鬱になってきました。

外注ぶん回すもよし

ぼっちでこっそりやるもよし

しっかり組織化して上も目指すもよし

それぞれ資金力も置かれた立場も違い、正解はありませんが、来年も生き残れるように頑張っていきたいですね・・・

来年末も笑ってあなたと逢えることを願って・・・

アニヨーハーセイヨー

広告と利益と倫理の問題:金のためにどこまで倫理に目をつむるか

ちょっと小話にお付き合い下さい。

ヘッジファンドマネジャーのビル・アックマン氏は11日、投資会社バークシャー・ハザウェイのチャーリー・マンガー副会長の発言にかみついた。

アックマン氏のポートフォリオにある最も著名な企業の一つである医薬品会社は「極めて不道徳的」だと同副会長が述べたのに反撃したものだ。

マンガー副会長はカナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルによる医薬品の権利取得と価格つり上げという慣行は「極めて不道徳的だ」と述べていた。

jp.wsj.com

このアックマンが保有しているのがバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルという製薬会社です。

バリアントは、すでに市場で出回っている薬を保有する企業を買収&片っ端から大幅に値上げすることで業績を伸ばし、上がった株価でさらに他の製薬会社を買収して同じことを繰り返す・・・ということを行い、問題になっている企業です。

CEOのマイケル・ピアソンは

「うちはR&Dなんか、しない。R&Dの結果、新薬が開発できなければ、それは株主の価値を破壊することになるから。それより他社を買収し、安い値段に放置されている薬価を値上げした方が早い」

引用http://markethack.net/archives/51983963.html

 と言い切っており、これを世界一の投資家と名高いウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの副会長チャールズ・マンガーが極めて不道徳だと発言。

それに対し、バリアントの大株主のアックマンが「世界に肥満と糖尿病をもたらしたコカ・コーラよりはマシだ」と反撃するということがあったようです。

バークシャーはコカコーラの大株主

自分が「良いと思わない、使ったこともない製品やサービスをwebを通じて勧めること」

に対する罪悪感と言うか嫌悪感を持ってしまうことは僕はすごく理解できます。

ただ、ここにあまりに強く縛られていると、今の世の中生きづらいというのが現実だと思うんですよね・・・

基本的に物を売る仕事は嫌われやすいです。好きな人なんかそうそういません。

ただだからといって、よく事務の女性などが営業を毛嫌いしますけど、結局彼女たちの給料は営業が「人に嫌われながら自社製品を売ってきてくれている」から出ているわけであって、そこでそういう職種を下に見るのっておかしいなと個人的には思うんです。(気持は良くわかりますが)

僕も新規開拓の営業やってましたけど、現実世界には本当に良い商品なんてほとんどありません。(新規開拓営業が必要な時点で基本お察し)

最初の記事は「利益を最大化すると同時に道徳者であることは難しい」 という言葉で締めくくられていましたが、斜に構えた受け止め方をすると、利益を最大化しようと思ったらある程度道徳心は諦めなければいけないという面も現実あると読むことも出来ると思うんですよね。

「新規開拓営業」や、この「成果報酬型web広告事業」でお金を稼ごうとするなら、(自分の少ない経験則では)こういった道徳観や、論理は邪魔なだけです。無いほうが数字は出ます。(短期的にはですが)

キャッシングアフィリは周知の通りレッドオーシャンで、市場も大きく報酬単価も凄まじいですが、銀行、1次2次広告代理店〜キャッシングアフィリエイターまで、「キャッシング最高だぜ!!お金に困ってる時は我慢しないで皆もドンドンキャッシングしたほうが良いよ!!」という人が一体何人いるのでしょうか?

個人的には少ないと思っています。それも当然だと思うんですよ。常識で言えば(目的にもよりますが)キャッシングなんて基本するべきものではないので。

ただそこで

自分ならしないキャッシングを、サイトでオススメすることがその人の幸せに寄与しない可能性が高い・・・

ダイエットサプリを飲んでても運動しないと痩せるのは難しい・・・

ということを知ってた上で、ダイエットサプリやキャッシングをオススメするサイトを作るのは論理的に良いことなのか?

というなんとも難しいグレーな道徳問題が出てきます。

これを悪とするか、善とするかは人の価値観と立場によると思うのですが、この世知辛い資本主義な世の中では、市場の声に素直に従った方がお金が稼げるのは間違いありません。

市場には近視的で愚かな面もあります。

食べる量を減らして運動すれば痩せるのに、飲んでもさして効果が期待できないとすでにわかっているダイエットサプリを買うために、貴重なお金を出す人が一定層いるということです。

その人の幸せを本気で考えるなら、「運動しましょう!」と主張したページを無償で作り、無償で「痩せたいならサプリを飲みましょう!!と大金かけて上位表示させているサイト郡」をぶっち抜いて、グーグルで上位表示させなければいけません。

しかし、これは現実的に難しいです。

となると、自分がそういう商品をオススメするサイトを作らなくても、どっちにせよ検索結果にはダイエットサプリをオススメするサイトが羅列する現実に変わりはありません。

そういう「オススメするサイト」を作ること自体が、「市場のニーズに答えることで報酬を得ているだけ」と言うことも出来ます。

そう考えると、お金を稼ぎたいのであれば、そういった論理感や道徳感は捨て去ったほうが良い結果を生むことが多いのが現実な気がします。

目的が「お金を稼ぎたい」なら・・・ですが。

現実問題として、ユーザーが自分の広告経由で物を買おうが買わまいが、どこかしらを経由して買うからです。 かつ、コスト的な問題で(ダイエットサプリに反対するサイトを作っても)、オススメするサイト群を打ち負かすことも難しいです。

とか考えていった結果、僕は広告サイトが人を幸せにすることもなければ不幸にすることもないとの結論に至りました。

自分がやらなくても、やるひと(ダイエットサプリをオススメする人)は無数に出てきますし、自分の広告経由で買ったとしても、所詮書いてあることは良いことばかりでほかのサイトと同じなのがその理由です。

構造がそうなっているので、僕が乗ろうが乗らまいが、ユーザーの未来は変わらないというアレです。

この倫理と道徳と利益の問題はアフィリエイトで収益を立てているネットメディアや広告業界だけではなく、あらゆる業界、職種に潜んでいるグレーな問題だと思います。※ちなみに僕自身はここのところ、倫理と飽きの問題から最近アフィリエイトサイトをほとんど作れてません(飽きが9割)。怖いくらい収益が右肩下がりですので、サイトを作らないことを人にはオススメしません

嫌悪して収益性を落としてほどほど頑張るのも自由

開き直って稼ぎまくるも自由

法に触れない範囲で人それぞれ自分の好きにすればいいのかなぁ・・・という毒にも薬にもならない結論に着地したところで、最後にもう一回

「利益を最大化すると同時に道徳者であることは難しい」

 

※ダイエットサプリは例として出しただけで、効果がないと主張しているわけではありません。